羊色の布づくり

 cooji textile の制作日記。

2009.06.30[火] 機支度

大機の写真が引いて撮れるようになったので(笑)、
巻き取り時の画像を撮ってみました。

経糸の巻き取り。
これはとてもとても重要な工程なのです。

私は、織りの学校では卓上機しかやっていなかったので、
高機の扱いは本を見ながら、手順を学びました。
でも、大きな機の巻取りの説明はたいがい2人。
糸を張って持っている人と、巻取る人。

でも、自分一人しかいません。
お教室や学校にでも行っていない限り、たいがいの人は、
一人で張っていることでしょう。。
大機の経糸を一人で均一に張るというのは、
ちょっと大変なことなので、
人それぞれ、いろんな工夫をしながら、巻き取っているようです。

私はこんな感じです。

IMG_7077m.jpg
機に粗筬を取りつけています。
ここを通ることで織り幅を保ち、均一に巻きつけていくわけです。

IMG_7080m.jpg
横からみるとこんな感じ。
普通は、機の後ろに巻き取るために、
機の前で糸を持っている人がいるのだけど、
そこをUターンして、持ちながら、巻き取っているわけです。
その時は、手が4本に増えます。(ウソです)

IMG_7079m.jpg
糸が重なってしまうと、厚みの差が出てしまうので、
厚紙(機紙)を挟みながら巻き取っていきます。
今回は9m。4枚分です。

・・・

微妙な色出しの手紡ぎ糸に入る前に、
クッキリした配色で、どうしても織りたくなり。。
そして、好きな色。白グレーと水色と、黒。

2009.06.25[木] コウリツ。

新しいすみかに、だいぶココロも馴染んできて、
あんなに怖かった夜が、あんまり怖くなくなり、
それとともに、就寝時間も遅くなり…。
なんとなく寝不足で、なんとなく気力不足。

効率が悪い。
早寝早起きモードに戻さねば!

せっかくアトリエが広くなったのに、
いろんなことが並行して進んでいるので、
あっというまに、チラカリチラカリ。。。
まだ、使い勝手がイマヒトツ。
効率良ければ、散らからないはずだ。

早く、皮膚みたいな作業場にしたいものです。(ピッタリの意)


ワークショップ、なんとなく方向が決まってきました。
木枠は使わない路線で。

2009.06.23[火] 新月

夏至、迎えてしまいましたね。
これからは、日が短くなっていくのかぁ。。
冬の匂いが、一筋プーンと匂ってきました。
個展まで、あと3ヶ月です。

いくつもの事を涼しい顔して並行してこなしちゃうのが、
オトナなのかしら、と思うこの頃。
私はまだまだだな、ヒーヒーぷぅぷぅ言っています。。

ちょっと、いっぱいいっぱいな日々でした。
でも、今日は新月みたいですね。
軽やかにね、やっていきましょ!

2009.06.22[月] ワークショップ試作

苦戦中です…。

ワークショップをもっと気軽にできたらいいなぁ、と思っているのですが、
内容がなかなか決まりません。
とにかく、時間が問題であります。
1時間くらいで、2時間までには完了したい。
そして「いつもの道具(ハタ)」は使えないのも歯がゆいところ。

昨年は、木枠でクロス紋様を織りこむ、というのをやらせて頂きましたが、
時間的に厳しかったので、
別のを考えています。

袋織りでペン入れ、というのを考えてみたけれど、、

裏面
IMG_6766.jpg


IMG_6772.jpg

横から見ると、こんな感じ。
IMG_6774.jpg

うーん、これって、どうなの?という感じ…。(笑;)
フチの始末や、縮絨も、実演しないと、わかりにくいし。
何しろ、タイムオーバー!

自分の仕事の範囲内で、
もっと、シンプルで、
でも織りの楽しさが味わえて、
やったー、完成〜!と言ってもらえて、
それで、ちょっとステキだったり、
使えたりするといいんだけど…。

…何かもっと、自由な発想が浮かばないもんかしら。

さ、仕事しながら、また一から考え直そう。。



2009.06.19[金] 染め

久し振りの染色。

IMG_6680.jpg

画像はちょっと明るめですが、
実際はちょっとスモーキーな水色。

IMG_6682m.jpg

好みの色に染まって、
「ウー、幸せ!」と思わず言ってしまうほど、満足。(笑)
染色の喜びを久し振りに実感しちゃった。

水色系染色、まだまだ続く!
楽しみ〜。

2009.06.15[月] レース織り

huck

最近は、ハックレースを続けて織っています。
リネンだとちゃんと隙間が維持されて、レースのようになるのだけど、
ウールだと、隙間が埋まりやすいので、
レースっぽくはならないけれど、
…ちょっとおもしろくなるかな?と思って。。

2009.06.10[水] もり、から。

機(はた)が2台揃ったらやりたかったこと。
織人は変わらず自分一人ですが、
2台に経糸をかけて、並行して制作しようかと。

経糸がウールの場合は伸びてしまうので、さっさと織り上げたいところだけど、
麻など別素材なら良さそうです。
二重織りのティーマットなど、時間がかかる上に数の多いものは、
これでコツコツ進めていこうと思います。

「いつまでもティーマット織っているわけにはいかないぞ〜(汗)」などという、
焦りがなくなりそうで、ココロのバランスに良さそうです。(笑)
楽しみ。

・・・

6月もあっという間に10日を過ぎました。
梅雨入りしてしまいましたね。
個展まで3ヶ月半!!!
計画見直しの時期です。

今年のテーマはブランケット展なのです。
いろんな素材の、質感の、用途もいろいろの、、
制作したいと思っています。
もちろん、マフラーなども充実して揃えます。

その、いろんなアイテムの中で、共通して探りたいことがあって。。
それが目標だったりします。

ちなみにバッグは…
「コレはバッグに仕立てたい!!」と思う生地が出来た時に、
取り組んでみようかと。
なので、もしかしたら、全く無いかもしれない…。
とにかく、縫製の時間を減らし、織りの時間を増やすことが目的だったりします。

・・・

…家のことでまだまだ気が散ることが多いけれど、恵みも多く。
暮らしのペースがずいぶん変わった。
なんといっても、早寝早起き!
(2時、3時まで起きているのが普通だったなんてアンビリーバボー。)
だって、夜がしっかり「夜」なのです。
大きな木たちが作る「真っ暗闇」とか、
他の生き物の気配とか、
夜は寝なければならないのです。
そして太陽が昇れば、木々の圧倒的な美しさ。

それをみていると、
『ネバーエンディングストーリー(はてしない物語)』だったっけな、、
もう20年くらい前に読んだ本だけど、
「毎日死んで、毎日生き返るライオン」を思い出してしまいます。
木は半世紀以上も変わらずにそこに居るだけなのにね、
闇と光と、絶望と喜びと、そんなライオンが重なってしまうのです。

癒しと恐れ、美しさと怖さ、白か黒か、半か丁か、一か八…は違うか。
「昼夜織り」とか、「サマー&ウィンター」とか「フィン織り」など、
「くっきりはっきり裏表」の布が生まれた意味が、、
こういうことか?と、
頭じゃなくて、肌でなんとなく納得してしまいました。
ネイティブの布とか、ファーマーなどの布に太い縞が多かったりするのとか、
くっきりするものの意味がね、一日を現しているのかな、なんて。
陽が昇って沈んで、なんて一日はドラマチックなんだろうね、
なんて、改めて思ったりするのです。
きっと、もっとホンモノの山の中で暮らしていたら、
「現している」なんて表現は生ぬるく感じるかもしれない。
平穏無事であるように願いを込めて、祈りそのものになるのかもしれない。

…そんなことで(?)、
環境から、影響を受けないわけがないわけで、
すみか作りをして、暮らすということと真向かって、
何を感じてきたのか、
自分でも、見てみたいのです。

自分で理解できる自分なんて、ほんの一部だから、
まだ言葉で捉えられないところ、整えられないところ、
それを見てみたいです。
もっとスポンジになって、吸収して、素直に布にできたらな、と思うのです。

2009.06.04[木] ほぼ復活。

3日間、無駄に過ごしてしまった。
熱、頭痛と続き、ようやく終焉!

布団に潜りながら、
いくらかはっきりし始めてきた頭で、布のこと考える。
元気が戻ったら始めようと、
思いついてくる段取りをメモし、
それから。

アンデスの染織の本を流し見ながら、
ぼんやりと、漠然と、「布」について、思う。
あんまり回らない頭で考えるほうが、直観的にわかることもあるかなぁ、
と思って。

…特に「わかった」ことはないけれど、
でも、フツフツと。
もっと布と密着していたいと強く思う。
ごく普通に暮らしながら、手は糸を触っていたいです。

プロフィール

吉野 綾

Author:吉野 綾
・・・
カラードウールの紡ぎ織りを柱に、
毛織物の制作をしています。

その制作の中で思うこと。


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